上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラムは、アイクシー株式会社とシュハリ株式会社の協力の下、本学学生を対象とした『生成AI時代における「データ駆動型のリーン事業創造」』を開講しました。
非常勤講師として、アイクシー株式会社ファウンダー兼CEOの渡辺 悟氏と、シュハリ株式会社取締役の金子 晃彦氏を迎え、新規事業や起業に関する主要理論の一つであるリーンスタートアップなどの事業創造理論や先進企業事例などの実論を学びます。また、効果的・効率的に事業創造プロセスを推進するための知識やスキルを学びつつ、データと生成AI(デジタル)を最大限に活用するデータ駆動型の事業創造の可能性を探索します。
この講義では、受講者の起業家マインドの醸成や起業の促進に留まらず、企業内イノベーションの推進や新規事業創造、デジタル社会におけるビジネスプロセスの革新、社会課題の解決にも繋げることを目的としています。
学びを実社会における再現性の高い実践に繋げていただくために、実論と理論のバランスを重視します。理論として、企業や起業の定義、事業創造のプロセス、会計・財務、人材・組織開発、などの経営推進に必要となる基礎知識を学びます。実論としては、生成AIの技術要素、生成AIの発展可能性、ポストヒューマンやシンギュラリティなどの人類社会の将来洞察、データ駆動型経営の現在地、起業・新規事業の失敗要因などの実践に役立つ実践知を学びます。
講義の総仕上げとして、生成AIを協創相手にしながら、受講者自身が新規事業のアイデアのピッチ資料(投資家説明資料)を作成することに挑戦します。作成資料を発表し、フィードバックを受けることを通じて、アイデアをビジネスに転じる要諦を体得していただきます。一連の活動を通じて、デザイン思考やリーンスタートアップなどの理論を活用し、顧客ニーズに即したビジネスモデル構築に挑戦します。これにより、単なる理論習得に留まらず、現実のビジネスシーンで応用可能な実践的なスキルを磨くことができます。
本講義を通じて、デジタルワークフォースを協創相手としてコラボレーションし、人間にしかできない事業を創造する生成AI時代の“アントレプレナー”創出を目指します。本講座を履修した受講者が、社会変革を牽引し、新たな価値を創造できるよう成長することを目指しています。
アイクシー株式会社は、人とテクノロジーとの協創を通じた価値創造を試行錯誤し、持続可能なミライ社会の実現に貢献する事業を展開しています。
https://ai-xyz.co.jp
シュハリ株式会社は、「次世代型リーダー」の育成を通じて、経営課題、社会課題の解決に取り組みます。
https://shuhaly.co.jp/