
私は大学卒業後、地方公務員として勤務していました。業務を通じてデータサイエンスの面白さに触れ「この分野をより専門的に学びたい」と一念発起し大学院への進学を決意しました。
入学後は、プログラミングなどの基礎科目に加え、マーケティング、人事データ分析、データビジネス実践といったビジネス系の科目を重点的に履修しました。そこで得られた「データサイエンスの技術を、いかに実社会に接続させるか」という視点は、現在実務に携わる中で非常に役立っています。
2年間の学生生活における最大の転換点は、特定課題の研究テーマ設定でした。それまでは「データサイエンスを学ぶこと」自体を目的としていましたが、テーマ設定のプロセスの中で、本質は「手法を用いてどのような価値を生み出すか」にあると気づきました。私は何が好きで、何が得意で、人生をかけて何を成し遂げたいか。自分自身と徹底的に向き合い言語化した結果、長年深い関心を抱き続けてきたエンタテインメントとデータサイエンスを掛け合わせた研究に辿り着きました。
この研究を通じて国際学会での発表や論文執筆という経験ができたことは、この領域をキャリアの軸としていくうえで大きな自信となりました。現在は、研究内容を直接活かせるエンタテインメント企業へ転職し、データサイエンティストとして勤務しています。この2年間は、知識やスキルの習得に留まらず、自分のキャリアと人生そのものを形づくる貴重な期間でした。
入学を検討されている方へ。新しい一歩には不安も伴うかと思いますが、その先には多様なバックグラウンドを持つ仲間と互いに切磋琢磨し、自分を高められる環境が待っています。ぜひ、その一歩を踏み出してみてください。